あまり聞きなれない名前ですが、これは自然界に広く分布し、私たちの身近にある植物、イネ、小麦、トウモロコシ等のイネ科植物に多く含まれる成分です。
生理活性物質と言われる アラビノキシランは、植物の「骨」の働きをしています。
植物には骨がありませんが、それでもしっかりしているのは、どうしてでしょうか。
それは、一つ一つの細胞がしっかりしたコンクリートブロックのような壁をもっており、植物体を支えているからです。
細胞壁をつくっている材料のひとつがヘミセルロースと呼ばれる高分子の糖質で、栄養学的には食物繊維(Dietary Fiber) と呼ばれるものの一種です。
この、イネ科植物のヘミセルロースの主な成分が、アラビノキシラン なのです。
ヘミセルロースは米や麦の種子の貯蔵成分ではなく、種皮を構成する種子の保護物質です。 栄養価値もなく食味を損なうことから精米、精粉の過程で除去されている部分で、あまり食用には供されておらず、 アラビノキシラン の人間に対する生理的な働きはあまり注目されてはいませんでした。
しかし最近米ぬかからのヘミセルロースを変性させた 「米ぬかアラビノキシラン誘導体(バイオブラン)」 が有効に作用することが明らかになり、理想的な酵素修飾米ぬか食品の素材として、とくに期待が広がってきたのです。