膵臓がん

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膵臓がん

【1】膵臓がんとは
膵臓がん

膵臓にできる癌のうち、90%以上は外分泌に関係した細胞、特に膵液を運ぶ膵管の細胞から発生します。 これを膵管がんといいます。通常、膵がんといえばこの膵管がんのことをさしています。(以下、膵がんと表記)
膵がんの罹患(りかん)率は60歳ごろから増加して、高齢になるほど高くなり、膵がんの罹患数は死亡数とほぼ等しく、その診断と治療は難しいことが知られています。
膵臓は身体のまん中にあり、胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・胆嚢・脾臓などに囲まれているため、癌が発生しても見つけるのが非常に難しいのです。 その上、どんな人が膵がんになりやすいのかも、あまりわかっていません。また、早い段階では特徴的な症状もありません。 このような理由で、胃がんや大腸がんのように、早期のうちに見つかるという事はほとんどありません。

 

【2】膵がんの治療について

膵がんの治療には主なものとして外科療法・放射線療法・化学療法(抗癌剤)の3つがあります。腫瘍の進行程度と全身状態などを考慮して、これらの1つ、あるいはこれらを組み合わせた治療(集学的治療)が行われます。
特に膵がんの場合は早期発見が難しく、診断された時には肝臓、十二指腸など隣接臓器に転移している場合が多い、難治性の高い癌です。手術できる場合も、改善率30パーセントと低く、予後も良くないとされています。 そのため、放射線治療と、抗癌剤治療を組み合わせた集学的治療を、行う可能性が高くなります。

1.外科治療(手術)

癌を含めて膵臓と周囲リンパ節などを切除する方法です。膵がんの治療の中では最も確実な治療法となります。膵がんの位置によって以下のような方法が選択されます。ただし、肝臓に転移を認める場合や、主要な動脈に癌の浸潤を認める場合は手術以外の治療法の対象となります。

(1)膵頭十二指腸切除
膵頭部を中心に癌がある場合に、十二指腸・胆管・胆嚢を含めて膵頭部を切除します。胃の一部を切除する場合と、胃をすべて温存する場合があります。門脈という血管に、癌の浸潤が疑われる場合は、門脈(もんみゃく)の一部も合併切除して再建することで、癌の切除は可能です。切除後には膵臓、胆管、消化管の再建が必要となります。

(2)膵体尾部切除
膵臓の頭部よりも尾側に癌がある場合に、膵臓の体尾部と脾臓を一緒に切除します。切除後の消化管の再建は必要ありません。

(3)膵全摘術
癌の範囲によっては、膵全摘術といって、膵臓のすべてを切除する手術が必要となる場合もあります。ただし、術後には血糖を調整するために、インスリンの注射が必ず必要となります。

(4)その他
癌を切除することはできない場合でも、十二指腸など閉塞して食事がとれなくなるのを防ぐための胃と小腸のバイパスや、黄疸が出ないようにするための胆管と小腸のバイパス手術を行うことがあります。

2.放射線療法

放射線療法は放射線を患部に照射して癌細胞を壊そうとする治療です。通常は身体の外から放射線を照射する外照射を行いますが、手術中に腹部の中だけに放射線を照射する術中照射という方法を用いることもあります。
また、抗癌剤と併用されることがあり、その場合は、化学放射線療法と呼ばれます。膵がんに対する放射線療法には、通常X線が用いられています。

3.化学療法

化学療法は抗癌剤を使って癌細胞を殺そうとする治療です。通常は抗癌剤を静脈から注射することが多いのですが、経口の抗癌剤が使用されることもあります。またいくつかの抗癌剤を組み合わせて使用することがあり、併用化学療法と呼ばれます。

 

【3】治療の副作用

1.外科療法

膵臓全体を切除した場合には糖尿病になりますが、膵臓の一部を残せた場合は、糖尿病の傾向が無ければ大丈夫です。癌のある範囲によっては、腸の動きを調整する神経を残せないことがあり、この場合には下痢をおこしやすくなります。

2.放射線療法

放射線治療の副作用は、放射線を照射する場所や量によって違います。一般的な副作用としては、嘔気・嘔吐、食欲不振や、血液の中の白血球などが減ってしまう事があります。放射線の影響で胃や腸の粘膜があれて出血し、黒色便や下血をする事もあります。

3.化学療法

よく見られる症状としては、食欲不振や嘔気、下痢などの消化器症状や、白血球や血小板が減ってしまう血液の異常などがあります。薬剤によっては湿疹や脱毛がおこるものもあります。 副作用は、使用する抗癌剤によって異なりますので、担当医の話をよくお聞きになってください。

4.副作用に対する対策

副作用の種類や程度は治療法によって違いますし、同じ治療法でも異なることがあります。副作用によっては、対症的な治療でかなり症状を抑えることができます。

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